日本人にとって、かつて里山は暮らしのなかの用材や食糧、燃料の確保の場でした。また、多くの生物の生息する環境であり、人にとって動物資源を確保する場でもありました。
そのため、里山の利活用について地域コミュニティのなかでルールがつくられ、大切に守り育みながら、人づくりの場としての機能も担い、何百年もの間続いてきた日本人の知恵がつまっています。
しかし、高度経済成長と私たちの暮らし方が変わり、里山との関わり合いも分断され、日本各地でその姿は減少しています。
私たちは、この里山のもつ多様な価値を見直し、人と新たな関係性を模索し、持続可能な社会に向けて活動を行っています。