ご挨拶

	シンプルだが、考え抜かれたデザインが、人々の暮らしを大きく変えます。消費社会にあふれる「もの」とはちょっと違う、世界を変える「もの」。世界にはそんな「ものづくり」に取り組む人々がいます。
「世界を変えるデザイン展」では、発展途上国で起こる問題をその地域の資源を利用し解決した"デザイン"約60点を展示。見て、知って、使って、驚く、世界に残されたさまざまな問題の中に「デザイン」と「ものづくり」の大きな可能性がきっと見えてきます。 里山を考える会では、この世界を変えるデザイン展を市内3カ所で開催します。ぜひご覧ください。

■QDRUM／Qドラム

アフリカの地方部では、安定したきれいな水源から何キロも離れて暮らさなければならない人がいます。Qドラムは簡単に転がすことができ、50リットルのきれいな飲み水を運べるようにデザインされています。水を転がして運ぶ、水運びの苦労を軽減するために。

■Adspecs／アドスペックス

眼科医や医療設備が整っていない地域では、視力に問題を抱える人々が効果的な治療を受けることができない悩みがあります。アドスペックスは、レンズの矯正度数を自分で調整できる眼鏡。

■LIFESTRAW／ライフストロー

世界では毎日6,000人が、安全でない飲み水を飲んだために命を落としています。ライフストローは、水によって媒介される病気の予防に効果があり、どんな水でも飲み水に変えることを目指してデザインされました。

■XO(OLPC)／エックスオー

米国の非営利団体が開発し、発展途上国の子どもたちに無償で提供したノートパソコン。液晶画面は太陽の下でも見やすい工夫と水やほこりに強いキーボードなど、どんな地域の子どもたちにもパソコンを使って欲しいという思いが込められています。

世界を変えるデザイン展はこちらで行われます。 ※終了しました